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25日、京都市教育委員会 体育健康教室へお母ちゃんネット3名で、行って来ました。
対応いただいたのは、給食課長の萩原さん、小学校給食の辻田さん、もうお一方の3人です。
以下、藤田の報告です。
■放射能物質測定について
保健衛生局にある測定器1台を使って測定。
市の予算を測量の対象の材料費に充てている。
現状では、検査品目を増やすことは物理的に困難なので、汚染の疑いが強い品目(牛
肉、米)を優先して測定する方向。
ストロンチウムの検査は現在の測定器では測れない(お母ちゃんネットで衛生環境研
究所に確認)
・牛肉
Q 汚染牛が、出回っているが、9月以降の給食の献立で、牛肉使用を控えることは検
討できないか。
A 牛肉は固体識別番号で汚染状況を確認している。国の基準にのっとった測定で安全
を確保している。
したがって、献立の変更もない。
Q 牛肉を代替食品、大豆製品などに変える事は可能か?
A 豆は、既に献立で多く使用されており、これ以上増やすのは難しい。牛肉に含ま
れる鉄分摂取を考えて献立が考えられている。
・米
京都市においては、京都府産の米を使用している。当面は、昨年のお米を使用する
が、新米については検査を行う。
・地産地消
Q 京都市の給食で地産地消をもっと進めることは可能か。
A 農産物の供給量と、価格の関係で難しい。学校給食で食材として使えるには安定
して大量の供給が出来る農産物確保が必要。京野菜はブランド野菜で価格が高い。安
くて質のいいものが他にあれば(例:淡路たまねぎ)それを選ぶことになる。
Q 食材の調達においいて、京都市と京都府の連携はあるのか。
A 政令指定都市なので、府との連携はない。市は国と連絡を取りながら府とは別に
動いている。
・京都市の取り組みについて
Q 議員さんからも、他の市の方からも、京都市は、放射線検査についてよく取り組
んでいるほうだとの評価がある。
京都市の取り組みをアピールするためにも、また、ネット環境がない人にも、検査
結果の情報を届けるためプリント配布してはどうか。
A あくまでも、行政としては問い合わせの市民の不安を解消するために行っている
ので、積極的にアピールすると却って市民の不安を招くこともあり、プリント配布は
行わない。
Q 今、行政サイドで困っていることは?
A 国に放射能検査をしてもらいたい。費用も手間もかかる。
<感想>
全体として、京都市としては国の基準に沿って、物理的に精一杯の所をやってくれている印象です。
懇談後、3人で話し合い、学校給食の取り組みとしては、無理なことを要求するより、現実可能な行動をするのがいいのでは。
具体的には、放射能汚染が以前と続いている現状から、市民の不安を解消するべくきめ細やかな食品の検査を進めてほしい。
そのために放射能測定器の購入の予算を市、議員、民間企業(商工会議所)に働きかけること、が挙がりました。
京都市が行っている出前トークについては、教育委員会から、食育についての話は出
来るが、(放射能についての)要望を聞く場ではないことを強調されていました。
学校給食の安全について活動の裾野を広げるには、食のことに関心を持っていない親
御さんに、「食育」学習を通じてまずは『食』に関心を持ってもらうことからはじめ
るのも一つの方法かもしれません。食育については、教育委員会でも、機会あるごと
にアピールしていきたいとのことでした。
1時間くらいの時間をとっていただき、和やかな雰囲気で、お話することが出来まし
た。
また事前のご質問を寄せてくださった皆さん、ありがとうございました。大変参考に
なりました。
時間の関係で、皆さんから事前に頂いた全ての質問を出来なかったことお詫びいたし
ます。
魚について(補足)(辻田さん回答)
・三陸沖から千葉にかけて水揚げされたものであれば、検査はお願いしたいと思って
います。
・魚の流通経路は5月に比べれば安定してきており、数量確保が二学期はできてきて
います。
・冷凍の魚がいつ、水揚げされたものか、ということは給食協会のほうに問い合わせ
しないと、今ここで返答はできないです。
牛乳について
・検査結果が教育委員会体育健康教育室HPで公開されています。7/19の検査結果、
ヨウソ・セシウム134・セシウム137すべて検出せず(1Bq/kg以下)
保育園給食について(課長回答)
・保育園は厚労省の管轄で、園ごとが個別に食材を調達していると聞いています。それぞれ違うのでここでお答えできません・・・
以上です。
7/22 高槻市・保健給食課申し入れの報告です。
15名と3名の子どもが参加。保健給食課側は課長の中村秀行課長と主査の橘川さんの2名。
2~3名で来て下さいと言われていたが、15名もいたことに気分を害したようで「話し合う部屋がない」と空いている会議室を調べることもせず、乱暴に何度も言われました。
私達側は誰もいない11階のロビーで立ったままの話し合いでもいいから、せっかく来たお母さん達の声を聞いてほしいと言うと、しぶとく部屋がないと言うが、栄養士らしい人が部屋がありましたと言って、13階の会議室に移動。
申し入れ書を読みあげました。申し入れ書に対して、中村課長が「放射能測定の予定がない。産地公表の予定がない。」と即却下。
最初から話し合うという姿勢は感じられませんでした。
以下、教育委員会の主張です。
l 放射性物質の管理は国に任せており、国の判断を信用しており、安全と判断している。
l 食材は当日の朝買い付けで、不足分をその日に出回っているものを買うが、産地選別はしておらず、指定もしていない。
l 7/20の給食(暴風警報のため休校)の牛肉はひとまず使用しないことになった。
l 国の動きを見て、私たちは動く。
l 肉は特別だが、他の物については出荷先でサンプリングしているので改めて放射能測定をおこなわない。
l 基準値以上の物が出回っている事には憤りを感じている。
l 牛肉についてはやめる。全ての牛肉は使わない。
l 産地公表は行わない、保健給食課に電話で問い合わせてもらえれば答える。
私たち側からの意見・質問。
l 国の基準値に疑問を感じ、独自の判断基準で動き始めている自治体もある。それについてどう思うか?→国に従う。
l 市民の心配をふまえて対応してほしい。
l とにかく真実をしらされていいないのが問題。測定して値を公表してほしい。
l 測定しようという議論は保健給食課の中でないのか?→測定はしないと判断している。考えはもう出ている。
l これから子どもたちは成長し何十年と生きていく、内部被爆ゼロを目指してほしい。
l 内部被爆の9割は食事からと言われている。学校には身体の弱い子、障害児、持病のある子、様々な子が通う。親として、このような子どもに汚染された野菜を出すことは大きなリスクと感じる。
l 学校給食はなるべく汚染度の低い産地の食材を使用してほしい。
l 市場に流通しているものを安全としているが、その中に基準値を超えているものはたくさんある。測定してほしい。
l 子どもは放射能に大人の3倍以上敏感。どれだけ被爆して安全というしきい値ないので、測定しない=子どもを守らない、という意見と捉えている。
l 現在も福島原発の状況は続き、大規模に広範囲に日本を汚染し続けている。国の判断を待つと、対応が後手になるので、高槻市子どもを守るためにしっかり議論して、対応策を練ってほしい。
l そもそも国の基準が高すぎる、
l 放射能測定(空中・土壌・プール)しないのか。
l 産地について、1か月前に食材の産地の予定が決定しているのだから、それをネット上で公開してほしい。
保健給食課は終始「やらない」の一点張りでした。
私たちは誠意をもって純粋に子どもを守ってほしいという気持ちで話し合いました。どうすればよいのか一緒に考えて欲しいのです。保健給食課が放射能に対して危機感をもたないと、一体だれが給食を通しての内部被爆から子ども達を守れるのでしょうか。
高槻市 教育委員会 保健給食課 072-674-7606
日時 7月7日(木曜日)13:00〜14:30
「参加者」
京都市教育委員会事務局 体育健康教育室長 子ども安全統括官 山本雅之さん
京都市教育委員会事務局 体育健康教育室 給食課長 萩原裕司さん
京都市教育委員会 体育健康教育室 担当課長補佐(小学校給食) 辻田泰久さん
NPO 法人 使い捨て時代を考える会 元理事 槌田劭先生
NPO 法人 使い捨て時代を考える会 理事 山田晴美
使い捨て時代を考える会&お母ちゃんネットワーク 松本愛
お母ちゃんネットワーク&放射能から子どもを守る京都ママパパの会 右近ゆみ
NPO法人使い捨て時代を考える会からの「要望書」(下記参照)提出
「子供たちの命を守って下さい」
〜学校給食における放射能汚染食材利用の回避を〜
1)要望書の「原発の即時停止、廃炉を働きかけるよう切に要望します」に対して。
・京都市長は、「原発の依存については反対」との考えではあるが、関電株主総会での「直ちに原発を廃止する」(大阪府橋元知事など)のは現実的に無理だとの考えで、それに関しては反対を表明した。
2)「『放射能汚染地域』の食材を学校給食では使わないことを強く要望する」に対して。
・教育委員会としては、国の暫定基準値「セシウム500ベクレル/Kg」に遵守する。
この値は、国が乳幼児をも考慮に入れた数値であり、行政の一端を担う者としては大変重く受け止めている。
この値が、正しいか正しくないかは色々な意見がある事は承知しているが、科学的に覆せるだけの根拠がない。
よって、この基準値以下のものは給食に使用する。
・産地指定はしていない
72000食の調達を考えると、現実的に無理
・6/29より京都市では、500ベクレル以上の野菜が出た「茨木、栃木、群馬、千葉、福島」の5県が産地の野菜に関しては、全ての種類の食品検査を行っている。
・検査結果は、京都市のホームページにて公開。
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000102518.html
朝に食材を調達し、5県の野菜はすべてサンプル検査(2〜3時間)。
その日のよるには、上記のホームページにて公開。
翌日、給食に使用。
3)質疑応答
・不検出とは、約1ベクレル以下
・検査をしていない日は、上記の5県の野菜が使用されなかった為
・前日に同じJAから仕入れたものについては不検査
・野菜は水洗いにより泥などを軽く落としてからの検査
・小学校給食の数値しか明記されていないのは、中学校、保育園、他では5県の野菜を使用していない為
・検査対象は、保育園、小学校、中学校、養護学校など
・牛乳に関しては、今後検査をしていくつもり(日にちは未定)
・MEGUミルクは、京都府の原乳ほか北海道などのブレンド
・現在は水産品に関しては、上記5県からの仕入れ予定がない
4)意見と要請
槌田劭先生より
・「子どもの安全が第一」という教育委員会の言葉は、嬉しい。
ならば、国の基準値を守るだけではなく、人として何ができるかをもっと勉強して考えて欲しい。
・暫定基準値500ベクレルは、安全基準ではなく流通を許可する値である。
よって、京都市が「子どもの安全が第一」とするならば、その数値が子どもたちにとって安全であるのか是非とも検証して欲しい。
自治体が、子どもを守るために独自の基準を設ける事を考えて欲しい。
山田さんより
・「使い捨て時代を考える会」は子供たちを守るために、学校給食にはどんなに微量であっても放射能は認めないという立場を貫きます。
松本、右近より
・6/24東京都港区の「給食の食材や調理による内部被曝をなくす『ゼロ放射能宣言』全会一致の採択の話を参考に、京都市でも是非!
「京都は政令指定都市なので、難しいですね」
・お母さんたちが不要な心配をしなくてすむように、行政からのわかりやすい丁寧な情報公開をお願いします。ホームページを見やすくして下さい。
うなづいておられました。
・500ベクレル以下が安全という根拠はないので、「基準値以下なので安全です」と説明するのは止めて下さいね。
「言葉には、気をつけます」
〜〜〜
要 望 書
子どもたちの命を守ってください
〜学校給食における放射能汚染食材利用の回避を〜
京都市長
門川大作様
NPO法人使い捨て時代を考える会
京都市下京区富小路仏光寺下る筋屋町141
TEL 075-361-0222 FAX 075-361-0251
E-MAIL info@tukaisutejidai.com
京都市民のために日夜ご尽力いただいていることに感謝いたします。
私たち使い捨て時代を考える会は食の安全・農の安定を願って、有機農業を推進する活動を40年近く続けてきました。3月11日に発生した東北沖の巨大地震・巨大津波によって引き起こされた福島原発事故は私たちの生活に大きな不安をもたらしました。原発事故はいまだに終息の見通しすらたたず、日々高濃度の放射能を撒き散らし続けています。この事実は私たちの活動の根幹を覆すような事態であり、この状況をどのように考えていいのか当惑するばかりです。
農地を放棄しなければならない農家、たとえ農業を続けられるとしても、放射能汚染による測り知れない被害をうけた農家のことを考えると、心が痛みます。放射能による農地汚染被害を受けた農家には、できる限りの支援をしたいと考えております。農家にだけ負担を強いないように、被害を受けた地域の農作物を受け入れる覚悟もしています。
しかしながら、子どもたちは放射能汚染からなんとしても守っていかなくてはなりません。自宅では親の努力によってある程度は被爆を防ぐことが可能ですが、学校給食は選ぶことができず、産地が不明な食材が使われることもあり、大変に心配です。子どもを学校に通わせている親たちは非常に不安な毎日を送っています。
子どもたちは社会の希望であります。どうか学校給食の食材には細心の注意を払い、産地を選び、放射能被爆から子どもたちを守ってやってください。子どもたちの未来、命を守るために是非とも力を尽くしてください。放射能汚染地域の食材を学校給食では使わないことをここに強く要望いたします。
そして、福島原発のような深刻な事態を招く前に、若狭湾のすべての原発を、即時停止、廃炉にするように国、関西電力、日本原電に働きかけるよう切に要望いたします。
2011年7月7日
〜〜〜(転載OK)
感想は、「つづきはこちら」まで。
補足(7/13)
給食担当・辻田さんからのメール
〜〜〜〜〜
「4〜6月末までの給食の食材の産地を教えていただく事はできますか?
今、検査していただいている5県の野菜が使用されたかどうかです。
可能でしたら、お返事頂けると嬉しいです。」
についてご連絡をさせていただきました。
5県産の使用状況については次の通りです。
<4月> 使用なし
<5月> キャベツとピーマン…茨城産
<6月> キャベツ…茨城県・群馬県・栃木県産
ゴボウ…群馬県産
ピーマン…茨城県産
※もちろんすべての量が5県産ということではありません。
また,6月は検査実施日以降のものも含んでおります。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
京都市教育委員会 体育健康教育室
担当課長補佐(小学校給食) 辻田 泰久
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「お母ちゃんネットワーク」より「給食についての質問書」提出
〜〜〜
「行政さんからのお話。」
・京都市は、中央卸市場での検査を実施、それを国に報告。
・「日本からの食品輸入規制、カナダが初の前面解除」というニュースのお話。
・「京都市の素晴らしい取り組み、地産地消は全体のどの程度なのか?」という問いに対して
・「長野松本市の市長は、内部被ばくゼロ」給食を言っているが、京都市独自の取り組みはどうか?」という問いに対して、京都は農業生産県ではないから、難しい。
京都市小学校、7万2千食の確保は難しい。
・「どういう行動を取れば変わるのか?」という問いに対して、府、国の判断が大きい。
ということで、次回、回答をもらって、すぐ市議に声かけできる準備をします。
(キヨミ)
「回答書」は、「つづきはこちら」まで。
「給食の食材、放射能測定 首都圏の自治体」7/6
http://www.asahi.com/food/news/TKY201107050804.html
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