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  「京都市教育委員会との会合」レポート

 

日時 7月7日(木曜日)13:00〜14:30

 

「参加者」

京都市教育委員会事務局 体育健康教育室長 子ども安全統括官 山本雅之さん

京都市教育委員会事務局 体育健康教育室 給食課長 萩原裕司さん

京都市教育委員会 体育健康教育室 担当課長補佐(小学校給食) 辻田泰久さん

NPO 法人 使い捨て時代を考える会 元理事 槌田劭先生

NPO 法人 使い捨て時代を考える会 理事 山田晴美

使い捨て時代を考える会&お母ちゃんネットワーク 松本愛

お母ちゃんネットワーク&放射能から子どもを守る京都ママパパの会 右近ゆみ

 

NPO法人使い捨て時代を考える会からの「要望書」(下記参照)提出

「子供たちの命を守って下さい」

〜学校給食における放射能汚染食材利用の回避を〜

 

1)要望書の「原発の即時停止、廃炉を働きかけるよう切に要望します」に対して。

 

・京都市長は、「原発の依存については反対」との考えではあるが、関電株主総会での「直ちに原発を廃止する」(大阪府橋元知事など)のは現実的に無理だとの考えで、それに関しては反対を表明した。

 

2)「『放射能汚染地域』の食材を学校給食では使わないことを強く要望する」に対して。

 

・教育委員会としては、国の暫定基準値「セシウム500ベクレル/Kg」に遵守する。

この値は、国が乳幼児をも考慮に入れた数値であり、行政の一端を担う者としては大変重く受け止めている。

この値が、正しいか正しくないかは色々な意見がある事は承知しているが、科学的に覆せるだけの根拠がない。

よって、この基準値以下のものは給食に使用する。

 

・産地指定はしていない

72000食の調達を考えると、現実的に無理

 

・6/29より京都市では、500ベクレル以上の野菜が出た「茨木、栃木、群馬、千葉、福島」の5県が産地の野菜に関しては、全ての種類の食品検査を行っている。

 

 

検査結果は、京都市のホームページにて公開。

 http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000102518.html

 

朝に食材を調達し、5県の野菜はすべてサンプル検査(2〜3時間)。

その日のよるには、上記のホームページにて公開。

翌日、給食に使用。

 

3)質疑応答

・不検出とは、約1ベクレル以下

・検査をしていない日は、上記の5県の野菜が使用されなかった為

・前日に同じJAから仕入れたものについては不検査

・野菜は水洗いにより泥などを軽く落としてからの検査

・小学校給食の数値しか明記されていないのは、中学校、保育園、他では5県の野菜を使用していない為

・検査対象は、保育園、小学校、中学校、養護学校など

・牛乳に関しては、今後検査をしていくつもり(日にちは未定)

・MEGUミルクは、京都府の原乳ほか北海道などのブレンド

・現在は水産品に関しては、上記5県からの仕入れ予定がない

 

4)意見と要請

 

槌田劭先生より

・「子どもの安全が第一」という教育委員会の言葉は、嬉しい。

ならば、国の基準値を守るだけではなく、人として何ができるかをもっと勉強して考えて欲しい。

・暫定基準値500ベクレルは、安全基準ではなく流通を許可する値である。

よって、京都市が「子どもの安全が第一」とするならば、その数値が子どもたちにとって安全であるのか是非とも検証して欲しい。

自治体が、子どもを守るために独自の基準を設ける事を考えて欲しい。

 

山田さんより

・「使い捨て時代を考える会」は子供たちを守るために、学校給食にはどんなに微量であっても放射能は認めないという立場を貫きます。

 

松本、右近より

・6/24東京都港区の「給食の食材や調理による内部被曝をなくす『ゼロ放射能宣言』全会一致の採択の話を参考に、京都市でも是非!
「京都は政令指定都市なので、難しいですね」

・お母さんたちが不要な心配をしなくてすむように、行政からのわかりやすい丁寧な情報公開をお願いします。ホームページを見やすくして下さい。
うなづいておられました。

・500ベクレル以下が安全という根拠はないので、「基準値以下なので安全です」と説明するのは止めて下さいね。
「言葉には、気をつけます」

 

〜〜〜

 
要 望 書

子どもたちの命を守ってください

〜学校給食における放射能汚染食材利用の回避を〜


 


京都市長

門川大作様

 

NPO法人使い捨て時代を考える会

京都市下京区富小路仏光寺下る筋屋町141

TEL 075-361-0222    FAX 075-361-0251

E-MAIL   info@tukaisutejidai.com

 

京都市民のために日夜ご尽力いただいていることに感謝いたします。

私たち使い捨て時代を考える会は食の安全・農の安定を願って、有機農業を推進する活動を40年近く続けてきました。3月11日に発生した東北沖の巨大地震・巨大津波によって引き起こされた福島原発事故は私たちの生活に大きな不安をもたらしました。原発事故はいまだに終息の見通しすらたたず、日々高濃度の放射能を撒き散らし続けています。この事実は私たちの活動の根幹を覆すような事態であり、この状況をどのように考えていいのか当惑するばかりです。

 

農地を放棄しなければならない農家、たとえ農業を続けられるとしても、放射能汚染による測り知れない被害をうけた農家のことを考えると、心が痛みます。放射能による農地汚染被害を受けた農家には、できる限りの支援をしたいと考えております。農家にだけ負担を強いないように、被害を受けた地域の農作物を受け入れる覚悟もしています。

 

しかしながら、子どもたちは放射能汚染からなんとしても守っていかなくてはなりません。自宅では親の努力によってある程度は被爆を防ぐことが可能ですが、学校給食は選ぶことができず、産地が不明な食材が使われることもあり、大変に心配です。子どもを学校に通わせている親たちは非常に不安な毎日を送っています。

 

子どもたちは社会の希望であります。どうか学校給食の食材には細心の注意を払い、産地を選び、放射能被爆から子どもたちを守ってやってください。子どもたちの未来、命を守るために是非とも力を尽くしてください。放射能汚染地域の食材を学校給食では使わないことをここに強く要望いたします。

 

そして、福島原発のような深刻な事態を招く前に、若狭湾のすべての原発を、即時停止、廃炉にするように国、関西電力、日本原電に働きかけるよう切に要望いたします。

 

 2011年7月7日

 

 〜〜〜(転載OK)


感想は、「つづきはこちら」まで。

補足(7/13)
給食担当・辻田さんからのメール

〜〜〜〜〜

  「4〜6月末までの給食の食材の産地を教えていただく事はできますか?

   今、検査していただいている5県の野菜が使用されたかどうかです。

   可能でしたら、お返事頂けると嬉しいです。」

 

  についてご連絡をさせていただきました。

  5県産の使用状況については次の通りです。

  <4月> 使用なし

  <5月> キャベツとピーマン…茨城産

  <6月> キャベツ…茨城県・群馬県・栃木県産

       ゴボウ…群馬県産

       ピーマン…茨城県産

 

    ※もちろんすべての量が5県産ということではありません。

     また,6月は検査実施日以降のものも含んでおります。

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

京都市教育委員会 体育健康教育室

 担当課長補佐(小学校給食) 辻田 泰久

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 


  

 

 

 

 〜〜〜

今日は、「使い捨て時代を考える会」代表・山田さんに誘って頂き、喜んで参加。
京都市教育委員会の方々と1時間半にわたり、「給食」について色々とお話できました。

とても良い雰囲気で、有意義な会合でした!

やはり電話より、直接会って話す事に大きな意味があるように思いま した。

室長・山本さんは、「子どもの安全を考える気持ちは、みなさんと全く同じです。」と涙ぐまれて、こちらも思わずほろり。

 

現在、ホームページをチェックすれば放射線量の数値がわかります。

(今のところは、「不検出」です。)

でも、「ほうれん草 490ベクレル/Kg」だったりしたら、、、

「ちょっと、明日の給食はほうれん草は残してね」なんて、選択は可能。

 

それが良いか悪いかはわかりませんが、各家庭における様々な選択の自 由はあるということ。

教育委員会の人からは、苦笑いされて「そういうつもりでやってるわけではない」と

言われたけど、「現実に選択肢がある事は良い事だ」と私は思ったの で、そう伝えました。

 

その話を早速PTAのお母さんに話したら、「危なそうなものが あったら、教えてな〜!」と言われました(苦笑)。

「そ、それは、自分で〜。」

 

今朝は、明子さんからの情報で、そのホームページをチェックしてみた ら、「不検出」ということでかなり安心はしました。「基準値以下」では、ありませんから。

 

実は、今子供たちが食べているものが「1ベクレル以下」なのか、「4 99ベクレル」なのかわからなくて、「早く何とかしなくては!」と真 剣に考えていたのです。

ただ、突っ込みどころが満載のページなので、色々と質問できて良かったし、理解でき ました。

 

私からは、「もっと分かりやすいページを作って下さい」とお願いしま した。

行政と市民がもっともっと、うまくコミュニケーションを取る事は良い 事だと思うし、これからはより重要になると思います。

不要な心配も減らせるしね〜。

 

6/24東京都港区の「給食の食材や調理による内部被曝をなくす『ゼロ放射能宣言』採択の話もして、京都市でも是非!と伝えましたが、それは市議会への働きかけの方が有効ですね。

 

「お母さんたちは、京都市の行政を信頼したいし、是非一緒に協力していきましょう〜!」

と、みんな笑顔で別れました。

次回は、是非「地産地消」の話を聞きたい。

 

明日は、市議の鈴木マサホさんとお会いします。

私のテーマは「今年は絶対にもんじゅを止める!」です。

又、報告します。

 (ゆみ)

〜〜〜


こんにちは。

山科のまつもとあいです。

 

給食の放し愛じゃなくて話合い、要望書提出に

ゆみさんとともに同行してきました。

 

ほぼ、ゆみさんが報告してくださったので、

少し補足というよりかは、感想です。

 

化学的根拠、安全とはだれもいいきれないところを、

「国が安全だといっている値を、行政の一端を担うものとしては、従うしかないのだ」ということを、

なんども室長がおっしゃっていたのですが、

 

ほんとに、根気よく熱意をもって

槌田先生も食い下がってくださいました。

「闘いたくはないのです。だから意見を聞いてください、」と。

 

しかし、一番安心、というか一個人として、

彼らもジレンマを抱えながら従事しているのだなと、

感じたのは、室長さんが

「おかあさんたちも毎日ご飯をつくって子供たちにたべさせている。私たちも子供たち(72000食)に毎日ごはんをたべさせているものとしては、同じと思っています。」

と、涙をうかべていらっしゃり、声をつまらせていたのは

驚いたというのか、人間なんだ。

大きな責任と、熱意は同じである。というのは

少し感じてとれました。

 

だから、ゆみさんが「母親たちに選択の余地を残した対応をしてほしい」という実現可能な提案をいくつもされていて、

室長さんはじめ他の職員の方々も

耳をかたむけてくださったとおもいます。

 

私としても、こういう意識のあるお母さんが

調べようとしなければ、

見逃すような新聞記事や探しにくい検査結果の公表の

WEBページでは、忙しいお母さんは見つけづらいし、

せっかくなのにもったいない。

どうして、学校を通してプリントなどでお知らせがこないのか。ということを質問したのですが、

これまでも、食器洗いは合成洗剤はつかわない、

意識的に米飯をおおくしていたり、

マーガリンはださない

ということをやってこられているのですが、

わざわざお知らせはしていない。

それと同じととらえているとのことでした。

 

あと、洗えない牛乳こそ一番に検査しては?という問いには

今のところ原乳は京都産の原乳と北海道の原乳をブレンドしていて、比率も京都産の割合が高い

そうとう無理をお願いして保健局に検査をねじこんでいるので、

野菜を優先しているということでした。

 

牛が被災地から移動しているなどのうわさがでまわったりしていて、お母さんたちも個別に各メーカーに問い合わせなどしていらっしゃいますが、メグミルクはかたくなに公表しない!との姿勢で、メグミルクはあやしいなどの風評がたっているけれど?との問いには。

メグミルクの対応は確かにまずかったとおもいます。

お母さん方が不安になるのは当然です。とのことで、

 

ゆみさんの報告にもありましたが、

検査する予定でいるとのことでした。

 

私は、ほんとに、一生懸命に両者の話を聞くばかりでした。

ついていくのに必死(笑)

 

でも、参加できてよかったとおもっています。

 

まだまだ、提案や願いは伝えても無駄ではないと

思えたからです。

 

それから、以前に栗東市の学校給食を完全米飯化をたった二人でやりとげたお母さんたちにお話しをきいたことがあったのですが、

 

のぼる山が違っていないか、確認しながら、

ひとつひとつ、相手側ができない理由をだしてきたら、

持ち帰っては、不可能ではないことを証明する。

その繰り返しで、最後には「やらない」理由がなくなるところまでもっていった。との話をきいたことがあります。

 

何度も対話をかさねるのは、むだではないのかもしれません。

 

それと、委員会から市議会に提案し、

国へ請願をだしてもらう。という流れもありますよ。

ということを、今回の教育委員会の職員の方がおっしゃっていたとおもいます。

 

やはり、数値を下げてもらう事に関しては、

そちらに訴えかけ。

 

給食に関しては、教育委員会の学校給食担当が独自で!

というよりも、

市長が独自の見解で!下におろしてもらって

いろんな対応をしてもらうのが、早いんだろうと、

感じました。

現場の方はそうしたいのではないか?とさえ思えた。

 

最後、帰りぎわに室長さんに

京都の給食は幕内秀夫さん(粗食のすすめ著者)も

高得点だとほめていらっしゃいましたよ?とお伝えしたら、

よろこんでくださって、

本当はすべて米飯化したいのですが、

どうしても国が決めた栄養の数値をクリアするには

週1のパンが必要なのだということなんです。

と、おっしゃっていました。

 

ここでも、国がきめた数値。。。なのですが。

 

そして、私個人が漠然とした不安というよりは、

父が広島で被爆していて、その子孫の女性たち

私ふくめた姉妹やいとこ、叔母(被爆後生まれ)がみな甲状腺に異常があるので、どうしても気になります。

ということを伝えると、

また、「ほんとに、おかあさんたちと同じ気持ちです。」と声をつまらせておられました。

 

でも、ほんとは、もう、その涙がこぼれるくらいの熱意を

独自の判断でやります!くらいの方向にもっていってもらえると、いいのに〜とおもっていました。

 

とにもかくにも、雨の中おつかれさまでした。

 

そして、長文すみません!
(愛)

〜〜〜

 
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無題
子供たちのために、本当にありがとうございます。
心から感謝しております。

京都の3月4月あたりの給食が、子供たちの体内に入ってしまっていることは、非常に怖い話です。
ほうれん草から始まり、魚介類、牛乳、現在では、肉類までも汚染が広がり、放射能物質を避ける方が困難になりつつあります。
セシウム500ベクレル以下も非常に危険と思われます。
安全基準を守るために、様々な偽装工作が増えることでしょう。
行政の方も国と市民に挟まれ、大変だと思います。
しかし、私達も諦めずに将来の未来を担っていく子ども達に、安全な食、環境、そして健全な世の中をバトンタッチしていく必要があります。
それが子供をもつ親の役目だと思っています。
食糧難がくるとは思っていましたが、まさかこのような形でくるとは・・。と落胆しています。
父は退職後、孫のアレルギーのため野菜を作りを始めました。
父の努力に改めて感謝している日々です。

また、子ども達のために声を上げてくださっている方々に心より感謝しております。ありがとうございます。

安心して暮らせるよう 2011/07/12(Tue)11:09:05 編集
ありがとうございます
夏休み明けから子どもたちが京都に暮らします。給食を心配していましたが、ここですでに交渉に行って下さった方がおられると知り、大変心強いです。すでに数値の公表もされていますし。ありがとうございます。

また連絡をさせてもらうかと思います。
これからもよろしくお願いします。
にかいどう 2011/08/06(Sat)14:21:56 編集
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